こんにちは、くまねこです。
今日はちょっとゆるめのネタでお送りします。^^
今回は、ブログネタを探しつつ検索をかけていたときに見つけた、「ちょっとマニアックな心理療法」についてご紹介してみたいと思います。(息抜きのネタです)
これまでに、ほとんど聞いたことがなかったもの、3つについてご紹介してみたいと思います♪
1.動物介在療法
動物との触れ合いを通じて様々な心の問題を解決しようとする療法で、医療現場で専門的に行われる療法です。
最初聞いてアニマルセラピーのことだと思いましたが、日本では動物介在活動と呼ばれる、動物たちと触れ合うことで情緒的な安定を図ることを目的とした活動をさすことが多いです。
またアニマルセラピーという言葉は日本の造語で、正式にはAnimal Assisted Therapy (AAT)と呼ばれています。
動物介在療法では治療を受ける人に対して具体的な治療目標を定めて計画的に実施され、カルテなどに記録されます。
治療効果の一例として、たとえば犬によるAATではストレス、イライラ、不安、悲しみ、怒りやすさの軽減が生じる一方で、落着き、喜び、快活さが増大することが報告されています。
実際に、動物介在療法を取り入れている医療機関もあるみたいですよ。
2.読書療法
字の通り、読書を通した心理療法でビブリオセラピーとも呼ばれます。
やり方として、一人で読み進めていくパターンもあれば、カウンセリングの中でクライエントとカウンセラーの1対1で用いられることもあります。
読書療法が進んでいるイギリスを例にすると、精神科を患者が受診したときに薬を処方するだけでなく、その患者の地元の図書館に精神科医が連絡し、図書館員が患者の症状やこれまでの読書歴を聞いたうえで本を処方する取り組みが行われているそうです。
この図書館員のことをビブリオセラピストと言います。
3.絶食療法(断食療法)
心理療法とは言えないかもしれませんが、断食を現代の医学的、心理学的知見に基づいて、心身医学的治療法として発展させた治療法を絶食療法と呼ぶそうです。
絶食療法のやり方として、まず10日間患者を隔離し(この10日間を絶食期といいます。このときは外部の刺激は禁止され、点滴しか入れることができません。)、その後5日間おかゆなどの決まったメニューを摂る復食期を経る流れとなります。
絶食することで、自律神経系や内分泌系の機能が再調整され、心理面では絶食という強いストレスがかかることで心身をリセットする、隔離されることから自己の内省を促し、認知の再構成を促進させる効果があるといわれています。ただ、体に強い負担がかかるため、絶食療法を行う前後で必ず心身の精査を行わなければなりません。
個人で行うのは危険なので、安易にやらないようにしたほうが良いかもしれませんね。
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以上、今回は、少しマニアックな心理療法というテーマで記事を書いてみました。
私も調べたときには聞いたことのないものばかりで、日本で実践されているものも、ほとんど見かけないものが多いですね。
しかし、知識だけでもいれておくことで、クライアントを理解する枠組みになったり治療のエッセンスにはなるのかなと思っています。