こんにちは、くまねこです。
以前、初ケースを担当したときの話を赤裸々に書きましたが、
今回は実習での失敗談をゆる~く書いていきたいと思います。
(このブログ、失敗談ばかり晒して大丈夫なのか・・・笑)
誰かの本を読むことや歴史を勉強することによって、反面教師として学べることは多いですよね。
ということで皆さんには、この失敗談を反面教師にしていただき、
ぜひこれからの実習やケースに役立てて頂ければと思います。
(ブログの主、身体を張って失敗談を振り返ります。あぁ、恥ずかし・・・)
1.初めてのカウンセリングで・・・
1つ目の失敗談。
実習で初めて1対1のカウンセリングをした時の失敗です。
少し前のブログで、「大学院で初ケースを担当したときの話【赤裸々に振り返り!】」でもふれましたが・・・。
その時のワンシーンで超絶恥ずかしい体験をしましたので、今回はその瞬間を切り取ってご紹介しようと思います。
初めてのケースということもあり、友人と何回か練習を重ねて挑みましたが、クライエントの方はほとんど語らない方で、どう対応したらいいかわからず・・・。
さらに初めてで緊張してしまい、カウンセラーなのにも関わらず・・・
私自身が不安なのをクライエントに悟られて「大丈夫?」と声をかけられてしまうことがありました。
我ながら、なかなかの強者だと思います。
(なかなか起こりえない体験をしたという意味で)
その後は何とか切り替えてカウンセリングを終えましたが、正直かなり恥ずかしかったですし、悔しい気持ちでいっぱいでした・・・。
教訓として、カウンセラーが自身の焦りや不安を自覚して、しっかりとコントロールしていかなければ、理論や技法をいくら勉強してもカウンセリングが成り立たないことを痛感した失敗でした。
その後は、カウンセリングに臨む前には必ず、ケースの記録を熟読し、クライエントの主訴を把握し、どのような流れでカウンセリングを行うかある程度シミュレーションしてから行うようにする/自分の気持ちをしっかりとモニタリングしていく努力をしました。
最終的にこのクライエントのケースは無事に終結させることができたので、終わったときには安心感と、もっと訓練しなければと思うようになりました。
2.外部実習で・・・
失敗談2つ目。
これは私と一緒に外部実習にいった友人と共にしてしまった失敗です。
恐ろしいことに、外部実習先の自習室のカギを一時なくしてしまったことがありました。
これはすぐに見つかったので、事なきを得たのですが、その時実習先の先生から「もし閉鎖病棟のカギだったら、患者が脱院して大変なことになっていたかもしれないから、カギの管理はしっかりするように」と注意を受けました。
そのように注意を受けるまでカギの管理への危機感がやや薄かったため、そのような事態になった場合を考えるとぞっとしました(実習に行っている学生って、半ばお客様気分が抜けないところがあるのですよね…※あくまでも自分たちの場合です)。
その後実習先であったことを友人と話していると、司法系の心理職を目指していた友人が、少年院の見学に行った時の話を聞かせてくれました。
そこで印象に残っていた話が、少年院の先生である法務教官の人の話で「この腰につけているカギ(少年院のカギ)は命の次に大事なものです」という話だそうです。
カギをなくしたことで社会的に信頼を大きく損なうだけでなく、万が一少年が逃げ出してしまって、命を落としたり、新たな犯罪に巻き込まれた場合に取返しがつかなくなるから絶対になくしてはならないとのことでした。
このように考えると、私たち心理士はクライエントや患者の命に係る仕事をしているのだとその時あらためて思いました。
悩んでる人を助けたいからという気持ちも大事ですが、それ以上に相手の命を扱うのだから自己管理をしっかりしないといけないという現実的な危機管理能力を持つことが心理士に求められる姿勢ではないかと思います。
以上、実習の失敗談を2つご紹介しました。
これから実習を控えている方、初ケースを迎えるかた、
ぜひ反面教師として参考にしていただければと思います。
(今も思い出すと、冷汗が止まりません!)