くまねこブログ

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心理士さん向け 心理士のお仕事の実際 臨床心理士初学者むけ

医療機関(クリニック)に勤務する、臨床心理士の1日

投稿日:2021年8月13日 更新日:

こんにちは、くまねこです。
暑い日が続いてますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。

ブログを書いている現在、オリンピックが始まって2日ほどたちましたが、続々と日本の選手がメダル獲得していますよ。
個人的には、卓球の水谷選手&伊藤選手の混合ダブルスが印象的でした。^^

雑談はさておき。さてさて、本題です。
今回は、医療機関に勤務する私の1日のスケジュールについて、ざっくりとご紹介したいと思います。

なぜ紹介してみようと思ったのかというと、、、
心理職は働くフィールドや職場によって、仕事のスケジュールはもちろん、ライフスタイルも異なってくるなぁ、と就職してみて改めて感じることが多かったからです。
学生の頃は、「心理職」と一括りに考えていましたが、就職してみるとどの職場も業務内容やその時間配分、スケジュールなどが全然違います。
一般的な組織への就職と同様、その職場に適応していく努力も必要でした。

そのような自分自身の体験もあり。これから心理職として勤務される皆さんや、医療機関に勤務してみたい心理職の方がの参考になればと思います。

1日のスケジュールについて

では、早速。
以下、医療機関(クリニック)に勤務する、私のスケジュールについてご紹介です。^^

===========

9:20 職場に出勤。正式な出勤は10時からですが、ちょっと余裕をもちたいので、だいたいはこのくらいの時間に出勤しています。出勤してすぐの時間は、タイムカード押したり、白衣に着替えたり、Drや受付の方に朝の挨拶したり。

9:30 カウンセリングルームにGo。今日の患者さんのカルテを読む。マックスで1日8件くらい。(ちなみにカウンセリングの枠は、30分か60分です。)
ざっくりとした方針、前回の記録などを確認していきます。
また、Drの方から新しいケースの紹介があった場合には、分からない点を事前にDrに確認して置いたり・・・などもします。

10:00 業務開始(カウンセリングや知能検査など)ここから、30分刻みor60分刻みで、カウンセリングを担当します。カウンセリングとカウンセリングの間はだいたい15分くらいあるので、その間に話した内容やカウンセラーの所感などをカルテに記録していきます。
結構タイトな時間なので、最初の頃は大変でしたが、だんだんと慣れていきました^^;
午前中は、マックスでだいたい4件くらい。知能検査が予約に入ると、まるまる午前中は知能検査の時間となります。

13:00 昼休み 
カウンセリングルームで飲食可能なので、お弁当を持ってきたりコンビニで買ってきてもOK。外に食べに行ってもOK。心理士は1人部屋なので、食べ終わったら午後にむけてカルテを読みこむこともあれば、スマホで動画鑑賞をしたり、本を読んだり。わりと自由に過ごしています。

14:30 業務開始(カウンセリングや知能検査など)
ここからまた気合入れてカウンセリングor検査やっていきます。

18:00 終了 午後もだいたいマックス4件くらいやって、終了。終わったときの達成感がすごい。カウンセリングやっている間は、結構集中するので、業務終わった後は頭がスッキリしていることが多いです。(大変だけど、メリハリがある感じですね)

==============

以上、クリニックに勤務するとある心理士の1日でした!
どうでしょうか、思ったよりも忙しいと感じましたか?
それとも理想的なスケジュールでしょうか・・・?

勤務前と勤務後のギャップについて

医療機関に勤める前は、民間のカウンセリング機関に勤めていました。
そういったこともあり、職場間のギャップはかなり大きかったかなと感じます。^^
以前の職場と医療機関とで、自分が感じたギャップをまとめてみます。

ギャップその1:スケジュールがめっちゃタイト
医療機関に就職して最初の頃は、「スケジュールがめちゃくちゃタイトだな…!」(医療機関ではこれが普通なのかしら。)ということに、まず一番最初に驚きました(笑)
民間に勤めていたころは、まだ学校を卒業して間もないということから、ケースを担当するとしても1日に1件か2件ということが多かったです。
カウンセリングの記録も1時間くらいかけて書くのが当たり前だと思っていました。
しかし、間は15分のみ。だいたいはその間に記録をまとめなくてはなりません。
ただ、1か月ほどして、のシステムにも慣れました。
そして気づきました。「時間をかければよいという訳でもないんだな。」ということに…(笑)
時間をかけてもかけなくても、結局クオリティはそんなに変わりません。逆に集中して書くので、時短の割には質が良いと思います(長い時間かけて書いていた学生時代などと比較して)。
(あとは記録の書き方も考え始めると色々あると思いますので、また今度の機会にブログのネタにします)

ギャップその2:ほぼ一人職場
もう一つのギャップは、対人関係の面です。
民間時代は、同じフロアに10名前後の職員が仕事をしていました。
しかし、今の職場ではカウンセリングルームに職員は自分1人です。
なので、ほぼ一人職場といっても過言ではない状態。
取らねばならぬコミュニケーションは、その都度とるのですが、常に一緒にいるわけではないので、ぶっちゃけ楽と言えば楽ですね。^^;
自分の業務に集中できる点や、お昼休みに自分のペースで過ごせる点など、自分的には過ごしやすい環境だと思います。

ギャップその3:30分枠でカウンセリング、最初はびびる
これまで50分枠や60分枠を当たり前として仕事してきた自分としては、「30分短くないか??」という不安がありました。
果たして、30分の間に自分に何ができるのか。最初は結構心配が大きかったです。
ただ、実際にやってみると、自分的に30分も50分も60分も「あまり変わらない」というのがぶっちゃけた所感です。
(学生時代の自分に言ってみたら、結構衝撃的な話だと思います)
大切なのは、「質」なのかな、と。。。
たとえ30分でも対応を間違えなければ、話は深まる。というのが、実際にやってみた自分の感想です。
とある精神科医の先生も、「クライアントが不満を持つのは、時間が短いことではなく、その精神科医の対応の質にある」ということをおっしゃられていて、ちょっと納得しました。

また、認知行動療法などの構造化されたセッションでも、時間配分をしっかりコントロールしていけば十分に可能です。
(ただ、慣れは必要だと思います。私も1,2か月勤務してこなせるようになりました)

カウンセリングや心理療法においての、時間という概念(時間のコントロールについて等)についても、いつかブログネタで書いてみようと思います。

以上、医療機関で働いている心理士の1日を見つつ、
自分が最初戸惑った点など含め改めて振り返ってみました。

すべてのクリニックが一概にこのようなスケジュールとは限らないのですが、
パターンとしては似ているところが多いのかな?と感じます。
私も自分が勤めた職場以外は知らないので、他の心理士の方のライフスタイルや仕事のスタイルにも関心があります。^^

★雑談:調子が良い日は、仕事の前にカフェに行ってちょっと勉強する日もあります。勉強時間の確保もなかなか大変ですよね。私の場合は、まとまった時間ドドンとやるよりかは、15分でも空いてる時間があれば、ノートに書き込むなどして勉強を進めることが多いです。休日時間取れるときは、2時間くらいだけやってます(集中続かん。。。。)
他の心理士の皆さんは、どんなタイミングでやってるのでしょうかね・・・気になります^^

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